最近の若者はジーンズを履かないとか きっとその理由は.....
D750 + ニコン AF-S Nikkor 50mm F/1.8G
最近の若者は、あまりジーンズを履かないとの記事をどこかで読んだ。
そうなのか?
電車で大学生ウォッチングをしてみたところ、女の子は結構履いているようだが、男の子はチノパンやスウェットなど履いている人が多いように見えた。
なんで男子はジーンズを履かないのだろう
なぜ、どうして男子はジーンズを履かないのだろう。
俺が若い頃って、ジーンズ=おしゃれ感(それもリーヴァイス)があったものだが、最近は選択肢が増えたこともあってそういう方程式が成り立たないのかもしれない。
チノパンとかだけではなく、最近はアンクルパンツ、ジョガーパンツとかシェフパンツなんかた安く手に入れることができるからか?
手っ取り早く「垢抜け感」を出すためには、ジーンズは少し野暮ったいのかもしれない。
ジーンズは「育て」て「色落ち」が醍醐味
写真は全部リーヴァイス。
コレクションしたわけではないが、そのときの購買欲から増えてきたもの。
そしてリーヴァイスといえば定番のストレート「501」。
高校生のときとは、高くて買えなかったが、社会人になって手に入れることができるようになった思い出がある。
右から、
501のダメージ(ビンテージではなし)で軽く15年経過、
タイプ1(もう売ってない?)でこれも軽く15年経過、
501の生デニム(Shrink to fitってやつ)はアメ横で買った2年前のもの。
ジーンズは色落ちが醍醐味。
ももから膝にかけて白く色落ちし、それ以外が濃いブルーなのが好みだ。
濃い紺色のまま履くのもおしゃれだが、やはり履き込んでいる感がでていたほうがかっこいい。
そのためにいろんな「色を落とす技」が存在するのだが、コレまでそんなことはやってきていない。
生デニムは縮むことが前提なので、最初の糊落としから手洗いしているぐらいかな。
リーバイスはなかなか色落ちがしにくいらしく、週末しか履かない俺にしてみれば10年以上経ってやっと右2本がイイ感じの色になってきたと思える。
「ジーンズを育てる」なんて言葉があるが、気の長い話だ。
でも気がついた時に色落ちが自分好みになっていれば、それは宝物のように感じてしまう。
今の若者はそうはきっと感じないのだろう。
ジーンズ1本に1万円とかそれ以上かける人はごく稀で、大多数の人はワンシーズンかせいぜい数年で買い換えることを前提として身につけているのではないかな。
それはそれでいいと思う。
ジーンズを履くことが是ではないわけだし。
でも、それなりに長く生きてきたおじさんとしてみれば、ジーンズの味わいはやっぱり捨てがたいもの。
じっくりと育てたジーンズを若者が履いていたりするとカッコ良かったりする。
そうはいっても若者には育てられる時間があまりないから、実際のところは加工して物を買ってくることになるのだろうけど。
若者がジーンズを履かない理由に気がついた
ここで気がついた。
もしかしたら、若者は生きてきた時間も短いのだから「育てる時間」が存在しない。
そしてそんな「育て甲斐」のあるものは安くはないから手も出しにくい。
リーバイスの生デニムなら輸入物でも1万円弱、ヘビーオンスの岡山ジーンズなんかだと数万円の代物だもの。
そもそもその気もあまりないのでジーンズをあまり履かないのかもしれない。
オールド風に加工したものも数多く販売しているが、履き込んだものとはやっぱりちょっと違うから、その辺りは敏感なのだろう。
だからどうしても30代以上のアイテムになってしまうのかもしれない。
ファッションは一定周期で繰り返すのだから、「本物」を育てていけば、またそれが最先端になるやもしれない。
そのときには、「昔カッコよく履いていた、いまもちょっとおしゃれなお爺さん」、になっていないかな